システムエンジニアは転職活動を行うにあたり、まずは自己分析にて自身の性格や強みを把握しておくことが大切です。というのも、職務経歴書や履歴書といった書類作成時と、面接時には自己アピールが欠かせず、その際に自己理解を深めておかなければ、自身の良いところや業務上での強みを効果的にアピールできません。
たしかに、IT業界は人手不足でシステムエンジニアの需要が高まってはいますが、特に複数人の応募者で競り合う場合は、採用担当者の心を掴む魅力的なアピールが必要でしょう。その点、自己分析をすることにより、自分でも気づけなかった性格や強みを明確にできるほか、自身の転職先に求める労働条件や仕事内容なども整理できます。
こうした自己分析を行うには、自己分析シートを作成するのがおすすめです。自己分析シートの作成時は、「5W1H」で自分の経験を深掘りして洗い出し、いつどこで誰と何を何のためにどのようにしたのかを具体的に書き出します。加えて、当時大切にしていたことや楽しかったことなどの思いをエピソードと絡めることで、より説得力のあるアピールへと繋がるでしょう。
自己分析は、自分にとって強力な武器となる強みを明確にできる手段だといえます。
自己分析と併せて、キャリア・スキルの棚卸しをすることも忘れてはいけません。自身の性格や強みを知ると同時に、キャリア・スキルの棚卸しにて職務内容やこれまでの実績を整理し、得手不得手を認識することが大切です。
ポイントは、普段行っている業務の内容についてまとめること。何も、大成功を収めたプロジェクトの体験や、大規模な業務の体験だけを書き出すのではありません。普段、どのような職務に就いているのかや、いつも意識していること、改善点や反省点、今後やってみたいことなどを書き出します。
そして、成果や実績があれば、プロジェクトの規模や任された役割、顧客の属性などをすべて記載することで、持ち合わせているスキルや得意とする分野、やりがいを感じる部分が明確になり可視化できるでしょう。
自己分析によって己を知り、キャリア・スキルの棚卸しによって得意分野を可視化することができます。
また、これらは転職活動をするうえで非常に重要で、自身の転職の軸を知ることにも役立つでしょう。自分では気づいていない深層心理に迫り、本当に進みたい方向性を確認できます。
転職は人生の分岐点で、そのときの感情の迷いや判断で間違った選択をしてしまい、もったいない時間を過ごすことになるかもしれません。そうした転職活動における選択ミスや、転職先での入職後のギャップを回避するためにも、まずは自己分析とキャリア・スキルの棚卸しを徹底して行うことが大切だといえるでしょう。
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